昭和30年代以降、合成樹脂のフィルムの発達に伴い急速に伸びたコンビニと経済の発展とともに需要も増大し、製品の多様化、品質の高級化が進んで軟包装グラビア印刷業界は質量とともに飛躍的な成長を果たした。

被印刷物のプラスチックフィルムは、主に食品等を安全と安心とで包装し、内容商品の保護や大量販売の促進に寄与する副資材として、日常生活には不可欠な存在となってきている。また、色鮮やかな印刷物を通して、情報の受け手に対してより強いインパクトを与えることができ、実物をより具体的にイメージできる役割をもっている。

本組合は、昭和36年(1961)にグラビア印刷を生業としている近畿地域の同業者をもって構成するコンバーターとプリンターの二つの工業会から昭和45年(1970)に「大阪グラビア」と「関西プラスチック印刷」の協同組合をそれぞれ設立、さらに平成4年(1992)運営機能・業務を効率化するために合併し、関西グラビア協同組合に名称変更して今日に至っている。